キング・オブ・ジャンク！驚くほどボロボロのフェアウェイ！
ザ・リンクス・アット・ヴィクトリア・ゴルフ･コース（カリフォルニア州カーソン）
所在地： カリフォルニア州カーソン（ロサンゼルス）
OCからの距離：30マイル（30分）
オープン：1966年
プレー日：2021年2月28日(日) 12:10 スタート
プレーフィー：24ドル（歩き）
ウェブサイト：https://www.linksatvictoria.com/
コースデータ
| 全長（ヤード） | コースレート | スロープ | |
| Blue |
6704 | 71.8 |
123 |
| White | 6360 |
69.8 |
117 |
| Gold | 5804 | 67.0 | 114 |
| Red (Women) | 4916 | 68.4 | 115 |
コース評価
| 総合評価 | |
| 戦略性 | |
| メンテナンス | |
| コスパ |
概要
カーソンにある古くからのコース。広々として距離もあってレイアウトは悪くはないし、グリーンの状態もいい。料金も安くアクセスもいいのですが、あまりにもフェアウェイが酷すぎます。グリーン以外はほとんどメンテナンスしておらず、まるで開業を半年後に控えたゴルフ場のようです。4年くらい前はここまで酷くはなかったです。閉鎖して再開発するつもりなのかもしれませんね。
アクセス
ロサンゼルスの南部、サウスベイと呼ばれる地区にあります。405番フリーウェイに隣接しており、Main Stの出口を降りてすぐです。OCからだとフリーウェイで30分ほど。市街地の中にある平坦なコースです。
予約
予約はコースのオフィシャルサイトで1週間先まで受け付けています。
新型コロナウイルスの流行以来、アメリカでは接触のあるバスケ、野球、サッカーと言ったスポーツが敬遠され、多くの人がゴルフに流れ込みました。そのためゴルフ場は活況を呈しており、現在はどこのコースも予約を取るのが難しくなっています。私も1週間ほど前に日曜の午後に手ごろな価格で18ホールプレーできるゴルフ場を探したのですが全く見つからず、唯一空きがあったのがこのコースでした。空いていたのはちゃんと理由があるわけです。
練習場は充実
マットの上からですが広い練習場があります。チッピングやバンカーの練習場も完備。
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しかし練習場に隣接する1番や9番ホールには練習ボールが多数散乱しており、練習場との境界近くに打ち込むと自分のボールを探すのは困難です（特に白いボール）。なので黄色や赤などの蛍光色ボールを使う事をおすすめします（他にも蛍光色ボールを使った方が良い理由があるので後述）。
クラブハウスは簡素なものですが、レストランもあります。
コンディションは最悪・・・
ボロボロなコース、ジャンクなコースだとは聞いていましたが、想像を超えるボロボロさでした。フェアウェイにほとんど芝はなく、どこもかしこも白っぽいベアグラウンド。白いボールだとボールを探しにくいのでプレーする時は黄色や緑色の蛍光色ボールの方が圧倒的にいいです。私も途中から黄色いボールに変えました。
ここはキング・オブ・ジャンクコースでしょう。
コースのWebサイトには「Due to infrastructure issues under the surface with drainage and irrigation, there is not a quick fix to the fairways」（地下に排水および灌漑のインフラ的な問題があり、フェアウェイを簡単に修復することはできません）とあります。具体的には何を指しているのかはわかりませんが、当面この状態から回復することはないのでしょう。
ここはラフや通路ではありません。残り200ヤードマークがあるフェアウェイど真ん中・・・
どこに打ってもほぼ次はベアグラウンドから打つことになるのではゴルフになりません。しょうがないので即興で10ヤード・リプレース・ルール（笑）を作り、何とか芝があるところを探して、そこにボールを置き直してプレーしました。中東の砂漠に作ったゴルフ場ではプレーヤーは小さな人工芝を持ち歩き、ショットのたびにその上にボールを置いて打つと聞いたことがありますが、それに近いですね。
しかし2017年にプレーした時はここまで酷くはありませんでした。下の写真は2017年当時のフェアウェイです。
ここまで悪化させたのを見ると、もうゴルフ場として再興するつもりはないように思えます。近年のロサンゼルスでは不動産価格が高騰しているので、フリーウェイへのアクセスも良いこの土地ではオフィスや住宅などへの再開発計画が動き出しているのかもしれません。
グリーンの状態はむしろ良い
ボロボロのフェアウェイに比べるとグリーンの状態はいいと思います。むしろ低価格のパブリックコースとしては素晴らしい部類でしょう。
グリーンスピードは平均的ですが適度なアンジュレーションがあり楽しめます。
ペースは良好
そこそこ人は入っているのにこの日のラウンドは非常にスムーズで、ほとんど待たされることはなく4時間25分で完了。
ラウンドメモ
ドライバーは練習場ではそこそこ打てるのに、コースになると途端に酷いドライバーショットのオンパレード。ショットが曲がるというのではなくまともに当たらない、前に飛ばないというのだから深刻です。今日は14ホールで使用して納得できる当たりは1回もなかったです。ただ3番ウッドは調子が良く、酷いドライバーを2打目でカバー。グリーンには届かないが手前からアプローチとパットで勝負というゴルフになり、これではスコアはまとまらないです。
一般には3番ウッドの方がドライバーより難しいと言われていますが、私の場合はどうしたものでしょう？
周辺情報
隣の敷地にGoodyearの飛行船用の飛行場があり、巨大な飛行船が離陸、着陸しているのに遭遇することがあります。私がラウンドした時もちょうど2回、飛行船が飛んでいきました。残念ながら一般の人が乗ることは出来ないようです。
またここサウスベイ地区は全米でも最も日本人が多いエリアで、レストラン、スーパー、学校、医療など何でも日本人向けのものが揃っており、日本語だけで生活することも可能なほどです。ゴルフを終えた後に日本の食材を買い物したり、和食レストランで食事したり、日本と変わらない生活をエンジョイできます。
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